「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」

「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」という映画を観ました。

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ウエンツ主演による実写版「ゲゲゲの鬼太郎」第2弾です。

1000年前に引き裂かれてしまった妖怪と人間の愛がベースにある作品で、前作とはうって変わり、大人の鑑賞に堪える作品になっています。逆に言えば、子どもが観ても、情感がうまく伝わらず、つまらないかもしれません。

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鬼太郎とヒロインの少女との感情の交わりは賛否両論あるところでしょう。しかし、アニメの鬼太郎が少年ならば、この実写版は「青年・鬼太郎」なので、恋愛感情の表現はあってもいいのではないかと思います。

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ネタばれです。

敵の妖怪から鬼太郎をかばって串刺しにされてしまう猫娘(田中麗奈)が、わりと簡単に生き返るというか、大したこともなく生きていた、というあたりは表現が上っ面でいただけません。妖怪だから、という理由だけで重症のケガもあっさり治ってしまうのは、ストーリーとして面白くありません。せめて死んで地獄に行った猫娘を鬼太郎が助け出すくらいの展開があっても良かったと思います。

敵側のぬらりひょんは、それなりのロジックと迫力を持っていて、とてもおもしろかったです。

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「ナルニア国物語 第2章:カスピアン王子の角笛」

「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」という映画を観ました。

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シリーズ第2作。迫力満点のシーンが次々とスクリーンを駆け抜けます。

などと宣伝のように書きましたが、ハリーポッターやロードオブザリングを始めとして、ここ何年かはCGをふんだんに使ったファンタジー映画が目白押しと言ったところでしょうか。

当然のことながら、観る側の眼もだんだんと吟味され、単にCGのオンパレードだけでは観客の心をつかむことはできなくなって来たように思います。

前回の展開とは変わり、第2章は、ナルニア国と人間の国との戦いが中心になります。戦闘場面の連続で、殺し合いが多かったのは、賛否両論あるのではないでしょうか。

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ナルニア国物語は、根底にキリスト教の聖書があるとされていますが、旧約聖書なども戦いの場面があり、このあたりは「平和は戦いによって勝ち取る」というような考え方があるようにも見えます。

ただし、「つぐない」の戦争や病院でのシーンのように、頭が割れて脳が露出していたり、腕や脚がもげていたりなどの、本当のリアルさは、この映画では出て来ません。そこはあくまでもファンタジーなのでしょう。

深く、余計なことを考えなければ、楽しい娯楽作品です。

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「ゲゲゲの鬼太郎」


大宣伝の映画「スパイダーマン3」を横目に、私と二女は、「ゲゲゲの鬼太郎」を観ました。



「ゲゲゲの鬼太郎」がモノクロのアニメとしてテレビのブラウン管に登場したのは、もう40年以上前のことです。



以来、何度もシリーズ化され、今またテレビで新作が放映されているようです。



映画は実写版でした。



白昼の街中を歩いたり、女子高生に恋心を抱く鬼太郎は、時代の流れとは言え、私たちが知っている「ゲゲゲの鬼太郎」とは、あまりにもかけ離れて、もう「違和感」というレベルをはるかにこえていました。



とは言え、これだけ長い間に渡って支持(?)され続けている「ゲゲゲの鬼太郎」と、猫娘(初期の設定にはいなかった?)、砂かけばばあ、こなきじじい、一反もめん、ぬりかべなど、登場する妖怪たちは、もう立派な日本の「文化」と呼ぶべきでしょう。



それだけに、アイドルタレントの人気に頼った作品は作ってほしくなかった、というのが観終わった後の正直な感想です。



原作者の水木しげる氏は、自らの戦争体験に基づいた作品も多数発表しています。



水木氏の作品をまた読みたくなりました。

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「世界大戦争」


「世界大戦争」

製作:藤本 真澄/田中 友幸

監督:松林 宗恵

特技監督:円谷 英二

出演:フランキー堺/宝田 明/星 由里子/乙羽 信子/白川 由美/笠智 衆/ジェリー伊藤/東野 英治郎/山村 聡/上原 謙/他

1961年製作・公開

東宝映画

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世界の終末戦争を描いた日本の映画作品です。円谷英二氏のファンであれば、弾道弾ミサイル基地や核爆発のリアリティある特撮として、かなり有名なのではないかと思います。特にラストの核兵器による世界各都市の破壊シーンは圧巻です。

しかし、実際に映画を観てみると、プレスクラブの運転手・田村茂吉(フランキー堺)を中心とした、庶民の生活が中心の人間ドラマが展開されています。監督が、特撮を使いながらも、人間の心、人間の愛を大切に表現していることが強く感じられます。

戦後の混乱期から裸一貫でがんばってきた茂吉と妻のお由(乙羽信子)。茂吉の娘・冴子(星由里子)と婚約者で貨物船の通信技師・高野(宝田明)。貨物船のコック長・長江原(笠智衆)と娘で保育士の早苗(白川由美)。そこには、ごくありきたりな昭和30年代の庶民の生活が描かれています。

第二次世界大戦が終結してから十数年経過し、都市はすっかり復興しました。しかし、庶民の生活は、まだまだ貧しいものでした。その一端が保育園の場面の中にも見ることができます。子どもを預けて住み込みで働きに出る母親。寂しいのをじっとがまんする子どもの目… 貧しいながらにも、その中には幸せがあった時代ではないかと思います。

同時に世界情勢は緊迫し、連邦国側と同盟国側が対立を深めます(この設定がアメリカの西側とソビエトの東側を表しているのですが、いまひとつリアリティに欠けている面があり、この作品の弱いところかもしれません)。

世界平和を希求する日本政府は、首相(山村 聡)を中心に、懸命な外交努力を続けます。

しかし、その願いもむなしく、核ミサイルの最終ボタンは押されてしまいます…

核爆発の洗礼を受けるニューヨーク、ロンドン、パリ、モスクワ、そして東京…

この映画が製作された1961年は、東西冷戦の緊迫した情勢が続き、核兵器の軍拡競争は加速し、いつ世界が破滅してもおかしくない時代でした。それだけに、人々の生活が一瞬にして破壊されてしまう映像が、とても衝撃的でした。

私たちの気持ちは今でも変わりありません。

戦争によって、何もかもが破壊されてしまうのであれば、そうならないような努力が必要なのです。この映画の中で日本は連邦国側に所属していたために、東京が核攻撃にさらされました。集団的自衛権の行使は、このようなリスクも背負うことになるのです。

相手が軍備を拡大するから、こちらもそれに対抗する軍備を持つ。―この思考から脱出することが、今いちばん必要なのではないでしょうか。昨今の北朝鮮の核配備問題に対する政治家の見解を聞くと、軍備増強の理由づけになり、ずるずると戦争への道を進んで行くような気がします。

平和な世界を構築する使命を持つ国が日本であるならば、この映画をぜひ観てほしいと思います。そして、一緒に考えてほしいです。

何をすべきなのか…

何をやめるべきなのか…

平和を求め、愛することを…

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「地球の静止する日」

「地球の静止する日」

監督:ロバート・ワイズ

製作:ジュリアン・ブラウスティン

脚本:エドマンド・H・ノース

音楽:バーナード・ハーマン

出演:マイケル・レニー/パトリシア・二ール/ビリー・グレイ/サム・ジャッフェ/ヒュー・マーロウ
1951年製作・公開

アメリカ映画

宇宙からの来訪者クラトゥは、全銀河系からの要請として、地球上の暴力的闘争・特に核兵器の使用について即時中止を勧告します。ワシントンに飛来したクラトゥは各国の代表者との会談を希望しますが、あえなく拒絶されてしまいます。彼は暴力には否定的ですが、強力な力を持っていることを示すため、30分間だけ地球の機能を停止させます。地球の静止する日です。しかし、このことが敵対行為として受けとめられ、クラトゥは軍隊によって射殺されてしまいます。彼とともに宇宙船から現れた銀色のロボット・ゴートは、クラトゥの遺体とともに、宇宙船の中へ消えて行きました…

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唐突に飛来した円盤型宇宙船は、地球を侵略する目的ではなく、平和の使者として現れました。しかし、思考能力が追いつかない人間の愚かさによって、平和のメッセージは踏みにじられてしまいます。

宇宙の視点から見れば、地球人類の科学技術も、思想も、すべてが幼く、愚かに映ります。人間と同じ姿をしたクラトゥが、何とかして地球人に平和を訴えようとする場面が中心になります。市民の生活に入り込み、少年から人間世界の情報を聴き出し、順応しようと努力します。リンカーン大統領の石像の前では、敬意の念を持ちます。

結局、クラトゥの努力は実ることはありませんでした。しかし、だからと言って、地球が全銀河の連合体から抹殺される、ということもありません。人々は、また日常に戻っていきます。

この映画は、人間の愚かさだけが浮き出される話です。

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「スタートレック」の世界

アメリカのテレビ映画で、SFの分野では老舗とも言える「スタートレック」。

最初のオリジナル・シリーズ(ファンの間では略してTOSと呼んでいます)が放映されてから、昨年で40周年を迎えました。

「スタートレック」の世界

画像は、テレビシリーズの2作目となる「スタートレック・ネクストジェネレーション」(TNG)に登場する宇宙連邦艦、エンタープライズDです。

「スタートレック」の世界

そして登場人物の面々です。

21世紀、人類は世界規模の核戦争を行い、地球の都市は壊滅し、絶滅寸前のところまでいってしまいます。その後、わずかに残った人類は恒星間航行、つまりワープ航法を開発し、宇宙へとびだします。

「スタートレック」は、22世紀から23世紀にかけて、航宙艦「エンタープライズ号」の冒険を描いたものです。さまざまな宇宙人との出会い、不思議な現象との遭遇など、「宇宙開拓史」とも言えるスペース・ロマンです。

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「ジャイアントロボ」放映40周年

「ジャイアントロボ」放映40周年

「ジャイアントロボ」

1967年(昭和42年)10月11日から1968年4月1日まで放映。

全26話

放送局:NET系(現・テレビ朝日)

「ジャイアントロボ」は特撮のテレビ番組で、原作は横山光輝氏のSFロボット漫画です。

東映特撮の傑作で、当時の子どもたちには大人気でした。もちろん、小学生だった私も夢中になって毎週テレビにくぎづけになっていました。

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FORBIDDEN PLANET

FORBIDDEN PLANET

「FORBIDDEN PLANET」

邦題「禁断の惑星」

1956年 アメリカ映画

製作 ニコラス・ネイファック

監督 フレッド・マクラウド・ウィルコックス

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 ロボットの「ロビィ」が登場するSF映画です。やはり、50代以降の方にはなつかしい映画ではないかと思います。

 23世紀が舞台ですが、ワープ航法などのアイディアが取り入れられており、半世紀も前の映画とは思えないほど、SFのアイディアがてんこ盛りの映画になっています。

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THUNDERBIRDS ARE GO

THUNDERBIRDS ARE GO

「THUNDERBIRDS ARE GO」

「サンダーバード 劇場版」

1966年 イギリス

スーパーマリオネーション作品

製作 シルビア・アンダーソン

監督 デイビッド・レーン

脚本 ジェリー・アンダーソン/シルビア・アンダーソン

 「スーパーマリオネーション」の世界は、私の子ども時代に大きな影響を与えました。

 タイトルは正確ではないかもしれませんが、「スーパーカー」「海底大戦争(潜水艦スティングレィー)」などが初期の作品で、「キャプテン・スカーレット」「ジョー90」などがあり、実写版の「謎の円盤UFO」「スペース1999」へと発展して行きました。

 しかし、なんと言っても、最も有名で、最も代表的で、最も記憶に残る作品は、「サンダーバード」でしょう。これは、誰もが認めると思います。

 サンダーバードに登場するメカニックのデザイン、特撮技術の高さ、ストーリーの展開、音楽など、すべての面において素晴らしい作品に仕上がっています。

 この映画版は、テレビ版のヒットを受けて製作されたものです。火星探検に出発する0X(ゼロエックス)号のデザインは、いま見ても斬新です。

 製作されてすでに40年が経過していますが、現代の子どもが見ても楽しめますし、大人も鑑賞することができます。40年前はまったく気になりませんでしたが、いまあらためて観てみると、人形の動きがややもどかしく感じられる場面があります。それだけ現代は、時間の流れが速くなったのでしょう。

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円谷英二の映像世界・2

円谷英二の映像世界・2

「完全・増補版 円谷英二の映像世界」 その2

 円谷英二氏の特撮映画の原点は、戦前に公開されたアメリカ映画「キングコング」だそうです。ニューヨークのエンパイア・ステートビルによじ登り、飛行機を追い払うキングコングは、確か人形のアニメーションだったと記憶しています。

 日本の特撮映画(アニメーション映画も含めて)の製作者が最も苦労したことは、制作費の問題だったのではないかと思います。イギリスのテレビ映画である、「サンダーバード」や「謎の円盤UFO」などは、素人目に見ても、贅沢に金を使って撮影しているな、ということがわかります。一方、日本の方は、特撮映画自体への芸術文化としての価値が低いという土壌があります。制作費が高騰すれば、即製作・放映打ち切りになってしまいます。

 それでも、円谷氏が今でも「特撮の神様」として絶賛されるのは、後に紹介する「ハワイ・マレー沖海戦」(昭和17年制作・公開)などで、卓越した特撮技術を映画で表現した功績があるからです。もちろん、「ゴジラ」をはじめとする怪獣映画も、氏の名声を高めることになりました。

 現在のウルトラマンなどを観ていると、明らかに子どもだけか、せいぜいその親だけをターゲットにしているので、小手先のごまかしだけが映像にも、ストーリーの展開にも見られます。CGの多様化によって確かに多彩な映像を創り出すことに成功したかもしれませんが、円谷映画の迫力、奥の深さには足元にも及びません。

 大人にも十分な鑑賞ができ、子どもの心をつかむ特撮映画は、過去の円谷作品に数多く見られます。その文化的財産を消滅させてはならないと思います。

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円谷英二の映像世界

円谷英二の映像世界

「完全・増補版 円谷英二の映像世界」

竹内 博・山本 眞吾 編

2001年 実業之日本社

 特撮という独自の世界において、その巨匠あるいは神様と言われた、円谷英二監督の作品の紹介、評論等を集めた貴重な書籍です。

 私たち40代から50代にかけて、映画を観たことがある人ならば、円谷英二氏の名前を知らない人はいないと言っていいでしょう。昭和40年代までの東宝映画系の特撮は、ほとんど円谷氏の手によって制作されました。

 特撮というのは、実際の世界では起こりえないような想像を絶する現象、あるいは現実のものであっても映画撮影上、不可能な事実を可能にする撮影技術のことを言います。

 前者は、円谷氏の代表的な作品である「ゴジラ」(昭和29年)を始めとする、いわゆる怪獣が登場する映画があります。テレビの「ウルトラマン」も含まれます。後者は、戦争映画などの艦隊や航空機の映像があります。いずれも、ミニチュアを使ったり、怪獣は着ぐるみを使ったりします。

 円谷氏は68歳で逝去されましたが、2001年の生誕100年を記念して、この書籍が刊行されました。

 今では特撮はコンピューター・グラフィックが主流になり、そのリアルさは現実と変わりがない感覚で観ることができます。しかし、ミニチュアや合成撮影を使った特撮が、より現実的に見えるのは、私だけでしょうか。

 私たちの感覚では、円谷英二監督=怪獣映画、というイメージがありますが、氏の作品リストを見てみると、戦前から昭和40年代にかけて、数多くの映画作品の特撮を手がけており、怪獣ものは、ごく一部であることがわかります。

 例えば、クレイジーキャッツが主演する喜劇映画、戦争映画、以前に紹介した「妖星ゴラス」などのSF映画など、多方面にわたっています。

 幸いに、代表的な作品はDVDとして観ることができます。このブログでも紹介していきたいと思います。

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