2013年2月 2日 (土)

恩師との再会

昨日、恩師である和久洋三先生と約1年ぶりに再会しました。
わずか2時間半くらいでしたが、久しぶりに先生のお話を伺い、おいしいワインと先生自ら調理されたステーキをご馳走になりました。

いろいろな話題の中で、二つほど、エピソードを書きます。

「この歳になって…」とか「○○歳になって」やっと○○のことがわかって来た、という言い方が多い、とスタッフからも言われるんだよ…

このことは、私もずっと前から気がついていました。
例えば、「50歳になって、人に対する怒りがいかにマイナスになるか、ということがわかったんだ」というような感じです。

世間一般では、人のことを批判する言い方として「この歳になってまだわからないのか」とか「50歳になったくせになぜこのことがわからないんだ」などと言う人がいます。
私はこのような言い方に対して内心恐怖を抱いていますので「知らないこと」「わからないこと」を悟られないようにビクビクしてしまうことが多いのです。
しかし、和久先生いわく、「何歳になっても初めて知ることがあるのは、その人がまだ成長・進歩していることなんだ。みんなわかっちゃったら、人間はそこで思考が止まってしまう」。

なるほど、なるほど…

よかった…

「たった60年、70年前のことを日本人は忘れてしまっている。中国や韓国に対する警戒という気持ちもわからないわけではない。このまま、日本は憲法を改正して、軍隊を持って、徴兵制を布いて、という道を進むだろう。その時にならないと、戦争が始まると人が死ぬということがわからないんだよ」

和久さんは、今年自らが行なう講演会のギャラを全額、東北の復興支援、子どもたちのために役立てたいと表明されました。

なかなかできることではありません。
Kouen


2012年8月31日 (金)

マリア・モンテッソーリ生誕記念

今日は、マリア・モンテッソーリ生誕142周年の記念日です。

マリア・モッテッソーリを詳しく知りたい方はこちら

「モンテッソーリ教育」と言えば、保育や幼稚園関係の方ならどなたもご存じです。
それほど、日本の幼児教育にも影響を与えたと言えるでしょう。
マリア・モンテッソーリが初めて教えた子どもたちも、現在の研究では、知的障碍児あるいは自閉症児だったと言われているところも、深く考えるところです。

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上の写真は、ユーロが導入される前の、イタリアのリラの紙幣に描かれたマリア・モンテッソーリと、指導の場面です。

マリア・モンテッソーリはイタリアで初めての女性医師であり、シングル・マザーであり、時代の先端を走り続けた人、という印象があります。

日本では「円柱さし」に代表されるように、マリア・モンテッソーリが開発した「教具」が先行的に有名で、「モンテッソーリ教育は教具を使った英才教育」というイメージが強いようです。

また、モンテッソーリ教育を行なっている保育園を見学すると、その指導法やルール(指導者にも子どもにも)が厳格に決められています。指導者資格を取るための学習もかなり厳しいと聴いています。

ただ、イタリアのモンテッソーリ教育を行なっている幼稚園では、教具をほとんど使わない保育を行っている、という情報もあります。

ピラミッド・メソッドの教具がモンテッソーリ教育の教具と似ているのは、作っている教材会社が同じで、オランダにあります。マリア・モンテッソーリがオランダで亡くなったことも、何かのつながりがあるのかもしれませんね。

2012年8月11日 (土)

保育園食育展

保育園食育展
保育園食育展
京王、小田急永山駅に隣接するグリナード永山で、多摩市内保育園合同による食育展が開かれています。

市内各保育園での食育に取り組んでいるようすを写真にして展示しています。

「食育」って、わかりそうでなかなか難しい取り組みだと思います。

よく勘違いされるのが、「子どもに本物の味をしってもらおう」という意図から、食材にお金をかけるケースがあります。

確かに、季節の旬のもの、あるいは市場に出始めたものを使うことは、それなりに意味があるかもしれません。

しかし、例えばスイカは7月から8月の時期は価格が安定していますが、6月となると先物で高価なものとなってしまいます。家庭よりも早く食べさせたい、という気持ちもわからないわけではありませんが、給食材料費の増加は園の経営を圧迫してしまいます。

そのあたりが、難しいところですね。

でも、お金をかければいい、ということはありません。いろいろな園の取り組みを参考にする柔軟さが大切だと思います。

2011年11月 1日 (火)

ハロウィンが終わって…


ハロウィンが終わって…
ハロウィンの熱気と興奮が冷めないまま、壁面の装飾も「衣替え」です。

ハロウィンが終わって…

すっかり秋らしくなりましたね。

ハロウィンが終わって…

壁面装飾は保育園や幼稚園で日常的に見られるものです。

しかし、近年は否定的に捉えている方もいるようです。私もつい最近まで思っていましたが、客観的に観ると、そうでもないのかなぁ、と思うようになりました。

2011年5月 7日 (土)

和久洋三先生の積木の魅力

―積木で大きな物を創るって、すごいですね。

そうなんです。過去、積木というのは、箱に入った十数個の木製立体というイメージでした。

―お誕生祝いなどにも贈られていましたね。

はい。それでも、レゴブロックのように、比較的安価で、色が着いていて、バリエーションが豊富なものがおもちゃ市場で圧倒的になってしまいます。

―デパートのおもちゃ売り場などでは、白木の積木は隅に追いやられていますね。

一般的な積木は統一性と互換性が無いのです。

―トウイツセイ? ゴカンセイ?

下の写真を見てください。

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―いろいろな積木やブロックやビーズみたいなものが組み合わせてありますね。

和久先生が創った積木は、一辺が45mmの立方体が基準になっています。直方体は、45mm、90mm、22.5mmです。

ですから、どのように組み合わせても…

―ぴったり組み合わせることができるのですね。

そうです。とてもわかりやすい原則ですね。

他の積木は基準が無いので、いろいろなものを作りにくいのです。

積木はブロックと違って、バランスがうまく取れないとすぐに壊れてしまいます。ですから、大きさにおいて統一性があると、うまく創りやすいのです。

―でも、どうして45mmなのですか?

それは、次回にお話しましょう。

―ずる~い!

(なんか、雰囲気変わってきた…?)

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童具館(外部サイト)

2011年5月 6日 (金)

和久先生と子どもの日イベント2

―なかなかおもしろそうですね。

そうでしょう! 積木に集中する子どもの姿は圧巻です。

―でも、積木は小学生の子どもには物足りない気もしますね。

そんなことありせんよ。下の写真は、午前中の小学生クラスの子どもたちです。クムンダという童具を使っていますね。

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―クムンダ? それと道具?

道具ではなく、童具です。和久先生は自ら創作されたおもちゃを「童具」と名づけています。

それから、クムンダは車輪がついた積木をレールのような積木を組み合わせて走らせるものです。

―小学生になると、かなりダイナミックな構成になって来ますね。

より高く、より大きいものを創りたい、という欲求が出て来ますからね。幼児にも同じ欲求はありますが、手先の器用さや背の高さなど、限界があります。

また、積木はブロックと違ってバランスが悪いと崩れてしまいます。これが子ども自身が学ぶことであり、難しい課題でもあるのです。でも、子どもはそれに挑戦します。それがこのような形となって表現されるのです。

―指導もないから、小学生でも夢中になれるのですね。

そうです。教え込まず、自分で考えるのです。

下の写真は、午後の小学生クラスです。ほとんど同じメンバーですが、創るものに違いがあるのがわかりますか?

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―ああ、すごい! ぜんぜん違うものを創っていますね。

午前中よりも、さらに集中して創っていることがわかります。

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―何だか、私もやってみたくなって来ました。恥ずかしい…

そんなことありませんよ。和久先生の積木は、大人が遊んでも夢中になります。

―私のこと、大人だと認めてくれるのですか?

…………(話題が違うと思うのですが…)

和久洋三先生の「童具館」(外部サイト)

2011年5月 5日 (木)

和久洋三先生とこどもの日イベント

―今日はこどもの日だというのに、お孫さんをほっぽらかして、どこへ行っていたのですか?

川崎駅前のミューザ川崎で開かれた、和久洋三先生のイベントに行って来ました。

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―どんなイベントでしたか? 昼間から飲み会?

いくら私と和久先生との仲とは言え、朝から飲んだりしませんよ。

まず午前中は和久先生の講演会でした。

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創造共育について、再度認識を深める場となりました。

―「創造共育」って、何か特別なメソッドなのですか?

和久先生が提唱されているのは、積木とか、絵画・造形などの活動ですが、何も特別なことではありません。もちろん、和久先生が開発した積木は「調和と秩序」が保たれたものですが、何も、特殊な教具とか、そういうものではありません。

もちろん、並みの人では創れませんが…

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―では、実際にはどのようなことをするのですか?

上の写真は、講演会と並行して行われた、幼児クラスの積木遊びですね。原則して、子どもには「こう作るんだよ」とか「このようにしなさい」などという指示は一切与えません。うまくできない子にはヒントを与えることもありますが、何か到達目標があるわけではありません。

子どもが自分で考え、自分で創り出すことが「創造共育」なのです。

(つづく)

和久洋三先生の「童具館」(外部サイト)

2011年5月 1日 (日)

「子どもと森へ出かけてみれば」

「子どもと森へでかけてみれば」

子どもと森へ出かけてみれば

フレーベル館 小西貴士 著

なんとも、素晴らしい写真集です。八ヶ岳、清里高原での保育のようすを四季折々の風景とともに紹介しています。

子どもの表情がとてもいい…

くやしいくらいにひとつひとつの写真が生き生きとしています。

子どもたちの表情がたまりません。

こんな写真を撮りたい! というのが素直な感想です。

自然の中での体験はなかなかできないものです。

でも…

都会の保育でも、もっと何かができるはずでは…

と考えてもしまいます。

2011年4月18日 (月)

電車への夢

お孫ちゃんが電車のおもちゃで遊んでいます。

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おもちゃと言っても、かなり精巧に作られた金属製のもので、重みもしっかりあります。

実際の電車のデザインと同じように作られているので、電車好きの子どもにはたまらないでしょう。我が家にはプラレールという万人の子どもたちが目の色を輝かせて遊ぶおもちゃはありませんので、これで我慢してもらっています。

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でも、これもなかなか良いではありませんか?

左側がスパービュー踊り子号で、右側が寝台特急カシオペアです。

そこで電車と言えば、この絵本ですね。

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西村繁男さんの「やこうれっしゃ」です。

全ページお話や解説の文字は一切なく、上野駅から雪国に向かって走る夜行列車の姿を描いています。

私も子どもの頃に母の故郷へ行くのに、夜行列車によく乗った記憶があります。昔懐かしい場面の連続ですが、電車好きのお孫ちゃんも大好きな絵本の一冊です。

2010年12月31日 (金)

おもちゃ



お孫ちゃんが、クリスマスプレゼントでサンタさんからもらったおもちゃです。

トミカの「スーパーオートトミカビル」という名前です。パーキングですが、電動で最上階に上がったトミカが下までクルクルと降りて、また上まで上がるという繰り返しです。

子どもの心をガッチリつかんでいるおもちゃと言えそうです。電動で動くものに小さい子どもは弱いですね。もう虜という感じです。

おもちゃ

ただ、孫の遊んでいる様子を見ていると、興味深いことに気がつきます。

電動でエレベーターが動いている時は、自動で動きまわるトミカに目が釘付けです。ほとんど手を出すことはありません。ちょうど上の写真がその時の様子です。完全に見ているだけ、「受け身」の状態ですね。

ところが、スイッチがoffの時は、当然といえばそうかもしれませんが、トミカを自分の手で動かして、駐車スペースに停めたり、下り坂を動かしたりしています。おもちゃに対して働きかけているようです。

おもちゃ

これは、孫が誰に教えられたわけでもなく、積木で作った「トラック」です。

トミカに混じってこんなものも作って遊んでいます。

おもちゃ

結局、トミカのパーキングは「遊ばされている」という感じがあり、孫もあまり長くはかかわっていません。積木の方もそれほど熱中している、というわけではありませんが、トンネルを作ってトミカを通したり、橋を造って、その上を走らせたりしています。

いろいろなおもちゃを組み合わせて遊んでいる子どもって、すごいなぁと思います。

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