子どもとメディアの関係
日本臨床発達心理士会・第3回全国大会二日目の午後は、公開シンポジウムが開かれました。テーマは「生きにくさをかかえる人のための支援を考える」でした。
その中で、あるシンポジストが、ゲーム機器や携帯電話、テレビなどのメディアが子どもに与える影響について話しました。一日の中で、メディアに接する時間が一番長いのは、先進国では日本だそうです。
視力低下、集中力の欠如、ひきこもり、不登校、体力低下など、さまざまな問題が子どもを取り巻いていますが、その原因のひとつとしてメディアによる影響は無視できません。
すでに親世代が生まれた時からテレビが家庭の中にあり、テレビゲームやビデオを経験しているため、子どもにゲーム機器を与えることに何ら疑問を持たないことが深刻な状況を引き出していると警告していました。
ひきこもりと呼ばれる人も含めて、ネット中毒、ケータイ中毒という言葉が普通に使われるようになっています。夜遅くまで携帯やパソコンの明るい画面を見続けることは、人間の生活リズムを乱すことになります。同じように、深夜に明るいコンビニに行くことは、同じような弊害があるということを聞きました。
今、この瞬間にも、私たちはかつて経験したことがない事態を子どもに実体験してもらっているのです。少し前に「ゲーム脳」(これは根拠となる論理や証拠に問題があったために、各方面から批判されました)という言葉が流行しましたが、だんだん笑っている場合ではなくなって来たような感じがします。
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