2012年8月16日 (木)

「日本のいちばん長い日」

昭和20年8月15日。
終戦となったその日の正午。いわゆる「玉音放送」というのがラジオから流れたのは、知っている方が多いと思います。
天皇陛下御自ら終戦(敗戦)について国民に向かっての放送をしました。
当時、天皇陛下の声を聴くということは、国民にとって皆無で、ましてはラジオから流れるということは、それまでまったく無かったそうです。

「玉音放送」は天皇が直接マイクでお話しになるのではなく、あらかじめ録音したものを放送しました。

最終的に終戦が決定したのは前日の8月14日だったようです。

それを察知した陸軍近衛師団(天皇を守るための軍隊)の一部将校が戦争継続を主張してクーデターを起こそうとした事件は、最近ではマスコミでも語られることがなくなりました。

将校らは、近衛師団長を殺害し、ニセの命令書を作り、近衛師団の部隊を動員して宮城(皇居)や宮内庁を占拠しました。そして玉音版(天皇の声を録音したレコード盤)を探し出そうとしましたが、ついに見つけることができませんでした。

事態を知った陸軍東部軍が鎮圧し、クーデターは失敗に終わりました。
首謀の一部将校らは皇居前などで自決しました。

もし、万一クーデターが決行され、8月15日に玉音放送が流れることなく、戦争が継続されていたら、いったい日本はどうなっていたでしょう。

この終戦を決定した8月14日正午から玉音放送が流れる15日正午までの24時間を映画にしたのが「日本のいちばん長い日」です。

1967年公開ですが、当時の東宝映画トップ俳優が総動員されています。

事実に基づいた映画なので、とても迫力があります。
レンタルでも、ぜひお勧めの一本です。


2011年8月14日 (日)

「コクリコ坂から」

スタジオ・ジブリの映画「コクリコ坂から」を観て来ました。

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―どんな映画でしたか?

ネタバレになってしまうので細かいところは言いませんが、はっきり言って大人の映画ですね。

―子ども向けではない?

主人公の海が高校生で、恋愛もありますから、中高生が観ても全然大丈夫です。

―大人向け、と言うからには難しい内容なのですか?

時代設定が東京オリンピック前の1963年で、海のお父さんは朝鮮戦争で機雷除去の作業をしていて爆死してしまった、など、時代的な背景が今の人にはわかりにくいのではないかと思います。

―朝鮮戦争って、日本が韓国や中国と戦っていた戦争ですか?

それは太平洋戦争でしょう。朝鮮戦争は、韓国と北朝鮮が戦った戦争です。

―難しくてよくわかりません…

まぁ、それはともかく、1960年代、昭和で言えば30年代中ごろから後半の学校ってあんなだったんだ、ということがわかり、それだけでもおもしろいですよ。街並みの様子も、今とは全然違うし…

―たとえばどんなところが?

路面電車が道の真ん中を走っていたり、オート三輪が走っていたり…

(つづく)

2011年6月11日 (土)

「ゴジラ」(1954年版)

ゴジラ [DVD]

―今日はとても真面目な表情ですね。
 いつも真面目ですよ。このブログを書く時は。
―それで、今日はどんな美少女を紹介するのですか?
 あのねぇ、まるで変態みたいじゃないですか。
―だって、美少女好きの変態でしょ?
 …じゃあ、さようなら…
―あっ、ちょっと、待ってよ!

【仕切り直し】
―今日は映画の紹介ですか?
 はい、この3か月、大震災と原発事故で公私ともに緊張の日々が続いています。
―原発の放射能は本当に恐ろしいですね。
 そこで、戦後作られた映画の中で、放射能の恐ろしさをテーマにしたものと言えば…
 1954年に制作・公開された「ゴジラ」です!

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ゴジラ <昭和29年度作品> [DVD]

―…ゴジラ、ですか…
 そうです。ゴジラは東宝映画によって数多くの作品が作られました。
 しかし、第2作目の「ゴジラの逆襲」以降は怪獣同士の闘いが描かれることがほとんどでした。
 しかも、第5作目の「三大怪獣 地球最大の作戦」からはゴジラは人間の味方になってしまいました。
―作品のレベルが下がってしまったということですか?
 それはそれで割り切って観ればおもしろかったのですが、お子様向け映画になって行ってしまった傾向はあります。
 平成入ってからのゴジラはまた路線が変わりましたが…
―そのゴジラをここで紹介するのは?
 はい、1954年、最初に第1作目として公開された「ゴジラ」は明確な思想を持っていたのです。
―それはどういうものですか?
 水爆実験の洗礼によって凶暴な怪獣へと変質したゴジラが、放射能をまき散らしながら東京の街を破壊するというストーリーは、戦後の復興期にあった被爆国日本からのメッセージとも考えられます。

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―ゴジラそのものが核兵器なのですね。
 そのとおりです。映画では逃げ惑う人々、焼け野原になった東京の街、編成されたばかりの自衛隊が登場します。
 しかも、品川から上陸したゴジラの歩いたコースは、東京大空襲でアメリカ軍のB29が飛んだコースとまったく同じだったのです。
―いろいろなメッセージが込められているのですね。
 人間が作った核兵器によって住み処を追われたゴジラが地上に出て暴れ、そして人間はそのゴジラの息の根を止めようとする、まさに矛盾そのものです。
 根本的に原発を止めることをしないで、十分な対策が取られないまま、放射線がまき散らされている、今の福島原発と重ね合わせて見えてしまいます。

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―もともと静かに眠っていたゴジラが悪いわけではないのですね。
 人間はいかに身勝手か。平和と言葉で言いながら、核兵器を棄てない、原発をやめない、戦争を続ける… 
 この映画を観ながら、つくづく人間の愚かさを感じました。

ゴジラ <昭和29年度作品> [DVD]

2011年5月 2日 (月)

「塔の上のラプンツェル」

「塔の上のラプンツェル」

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「塔の上のラプンツェル」

(ディズニー外部サイト)

この映画を観た後で、すっかりディズニーに脱帽してしまいました。

トイストーリー3でも感じたことですが、登場人物の表情、感情の変化が、実物の人間以上によく表れています。

アニメはデフォルテされたものですから当然と言えばそれまでですが、ディズニーはそれに加えて、どのような表現、場面設定をすれば観客の心をつかむことができるかを知り尽くしています。

その意味では、お客様を大切にした作品を次々と送り出していますね。

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「塔の上のラプンツェル」はグリム童話が原作ですが、白雪姫と同様に映画の方がメジャーになるでしょう。

ディズニー映画50作目の記念映画として、十分に評価できる作品だと思います。

ひとつだけいただけなかったところは、手のひらがつるつるで丸みを帯びていたところ。手のしわまで表現することはないかもしれませんが、もうひとつ工夫があってもいいなぁ、と思いました。

2010年12月 2日 (木)

SPACE BATTLESHIP ヤマト

「SPACE BATTLESHIP ヤマト」

観て来ました!

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公開初日、キムタク主演とあってか、レイトショーにもかかわらず、客席は半分以上の人が入っていました。

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観客席を見渡すと、アニメ版「宇宙戦艦ヤマト 復活編」の時は私と同じか、やや下の世代、つまりオジサン、オバサンが圧倒的でしたが、今回は、若い人もかなりたくさん観ていました。

さすが、キムタクは強し! というところでしょうか…

娯楽映画としては、とてもおもしろかったです。感動とか感激した、と言うと年相応ではないかもしれませんが、生きる勇気を与えてもらったような作品になっています。

2010年11月16日 (火)

ヤマト、イスカンダルに向けて発進!!

実写版の「ヤマト」が公開されます。

You Tubeにあったのですが、宮川泰さんが作曲した往年のヤマトの音楽にのせた予告編です。

やっぱり、ヤマトと言えば宮川さんのメロディーです。

オーケストラの音楽が流れるだけで、心が熱くなります。

今回公開される実写版では流れることがあるのでしょうか? アニメとの差別化を図ってまったく違うものになる可能性もありますね…

元祖アニメのプロデューサーだった西崎義展氏が不慮の事故で死去されたので、ヤマト復活編の続編はどうなるのだろう、というのが長年のファンとしての心境です。

実写版の方はキムタクが全面に出ている感じですが、期待しすぎない程度に公開を待ちたいと思います。

2010年8月21日 (土)

「トイ・ストーリー3の世界展」

「トイ・ストーリー3の世界展」
東京・初台にあるNTTインターコミュニケーション・センター[ICC]で開催さてれいる「トイ・ストーリー3の世界展」を観に行きました。

なかなかおもしろかったと思います。原画やスケッチなどの資料やキャラクターの人形などが展示されていて、ファンにとっては楽しめると思います。

会場内は撮影禁止だったので証拠というものはないのですが…

一般のおもちゃとして販売されている「ジェシー」の顔って、違和感を感じませんか?

私は元気と勇気があるジェシーが大好きなのですが、今まで見たどの人形も、映画の中のジェシーとは全然似ていないとしか思えませんでした。

しかし、今回の世界展に展示されていた人形は、まさに「ジェシー」そのものでした。これだけても一見の価値があります。

ただし、NTTが主催で行なうイベントで、大人の入場料金が1,000円はちょっとどうかな、と思いました。場内では製作者や出演者のコメント映像などが流れていましたが、これはDVDが出ればメイキングとして収録される程度の内容でした。

公共性の高い企業なのですから、もっと考えてほしいと思います。

2010年8月14日 (土)

「借りぐらしのアリエッティ」

公開中の映画、「借りぐらしのアリエッティ」を観てきました。

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ジブリの作品というだけで観る方としては大きな期待がかかりますが、大きなアクションもなく、新聞の評価では「地味」と書かれていました。

でも私はとてもおもしろかったと思います。

人間が住む家の下に住み続け、人間に見つかったから他の場所へ引っ越す、という話ですが、その物語自体が大きな出来事、とみるといろいろと考えさせられました。これも歳のせいでしょうか…

小人と人間が出会う話は、アニメーションだとそれほど違和感がなく、これがCGだとひいてしまうかもしれません。

私はジブリの作品の中で一番好きなのは「魔女の宅急便」ですが、その中で最も違和感を感じ、同時にハラハラするシーンは飛行船の事故のところですが、ストーリーをおもしろくするためにはそのような手法も必要なのだと割り切っています。

ですから、原作にないアクションを無理に入れ込まなかった今回の作品は、とても好感が持てました。儲けるためには大作も必要でしょうが、アリエッティのようなそこそこがいいと思います。私的には「ポニョ」よりも好きです。

2010年7月20日 (火)

トイストーリー3

今日から、また気持ちを新たにして、このブログを再スタートしたいと思います。

トイストーリー3

一昨日、二女と二人で「トイストーリー3」を観て来ました。

なるべく空いていて、ゆったり観たいね… と二女と相談し、夜19時から始まるところを観ました。

ところが、観客席は6割程度でしたが、大人の方が多く、子どもさんは少なかったですね。前作の「トイストーリー2」から時間が経過しているので、それを観た世代は当然大人になっているわけですね。

トイストーリー3

正直なところ、あまり内容は期待していなかったのですが、観てびっくり。

スクリーンから目を離すことができず、興奮と感動の連続でした。

悔しいけれど、さすがディズニー、さすがピクサーでした。

主人公が誰なのかわからなくなるほど、登場するおなじみのキャラクターがさまざまな場面で大活躍するところは、今もって観ても新鮮です。

あまり進化することはなくても、退化することもないおもちゃの世界がとてもユーモラスで、人間以上の存在に見えてしまいます。

オススメの一作ですね。

2009年11月17日 (火)

宇宙戦艦ヤマト・ポスター

宇宙戦艦ヤマト・ポスター

「宇宙戦艦ヤマト・復活編」のポスターと前売り券が届きました。

ホントにいいお客さんになってしまっていますね。

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