双極性障害

双極性障害

「こころの科学 131

特別企画・双極性障害」

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「双極性障害」とは、躁うつ病のことをさします。

躁状態は、簡単に述べると元気が良すぎて、行動力が活発すぎて、明るい状態です。睡眠を十分にとらなくても、遊びに仕事にバリバリと行動します。それに対してうつ状態は、気分が落ち込み、何をやっても楽しくない状態が継続して続くことです。

躁うつ病は、その二つの状態が交互にやってくる精神疾患です。

近年、うつ病には社会における認知度と理解が深まり、「怠けている」状態ではないことが知られて来ました。年間三万人を越える自殺者の中には、かなりの割合でうつ病患者が潜在していると言われています。気分が落ち込むだけではなく、頭痛や肩こり、だるいなどの身体の不調が症状として現れる「仮面うつ病」というのもあります。これは、本人がうつ病と自覚しにくい状況になりがちです。

作家や芸術家にも双極性障害を持っていた人は多くいたようです。代表的なのはゲーテでしょう。ゲーテの作品には、明らかに双極性障害の主人公が登場します。

「こころの科学 131」の中で、特におもしろかったのは、順天堂大学医学部の井原裕氏による『「激励禁忌」神話の終焉』です。

それによると、うつ病の患者には「激励」することが禁忌(絶対にしてはいけない)なのだそうです。励ますことによって、患者は過度の負担を感じ、自殺衝動を誘発しかけない、というのが日本の医学界では常識となっていて、医師国家試験にも出題されるようです。ところが、英語圏の医学書には、うつ病患者を励ますことが奨励されており、特に認知行動療法などの心理療法では、励ましは重要な意味を持つこととされています。「薬を飲めば大丈夫ですよ」というひと言すら、日本の医師は言えないのが現状だそうです。

うつ病患者は、心のどこかで、人からの支援、励ましを求め、待っているものです。励ましは「脅し」でも「過大な期待」でもありません。もちろん、言葉の使い方によるのですが…

精神科医療の限界と難しさを見たような気がしました。

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腰痛と心の関係

 腰痛の具合が良くありません。同時に膝の痛みもひどい状態です。

 今回は、痛めてからすでに2週間程になります。

 周囲の方々から好意でいろいろな治療法を紹介していただきますが、いまひとつ受ける気がしません。

 もともと最初に腰痛になったのは18歳頃のことなので、かれこれ30年近いつき合いになります。その前に膝を痛めたのは12歳の時で、これはオスグート・シュラッテル病と診断されました。それ以来、腰と膝は爆弾を抱えた状態になり、年に一、二回は大きな痛みに襲われます。

 雨の日など湿気が多い日や、肉体的な疲労が大きい時は、慢性的な腰痛や膝痛が続くこともめずらしくありません。

 整形外科には何回か診察してもらったことがありますが、治療を続けても、返って痛みが増すことが多く、続きません。レントゲンのようすでは、腰はかなり悪いと言われました。

 ところが、以前に医療雑誌を読んでいたら、整形外科医でも、腰痛の原因を特定できないケースが非常に多くて、しかも年々増加傾向にある、という記事がありました。また、心理療法の世界では、身体の痛みは心のサインであるということはしばしば言われていることです。

 私も、気持ちがイライラしたり、落ち込んだり、悩みが深い時などは、腰や膝が痛くなったり、頭が痛くてたまらないことがあります。そんな時は、鎮痛剤を服用してもほとんどききめがありません。

 心と身体の痛みには、何らかの関連性があるのではないかと考えています。

 何か情報がありましたら、教えてください。

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どんなかんじかなあ

どんなかんじかなあ

「どんなかんじかなあ」

中山 千夏 文

和田 誠 絵

自由国民社 2005年

 相手のハンディキャップを本当に理解することは、とても難しいことです。わかっているようで、全然わからないこともたくさんあります。

 そして、ひとりひとりがみんな違うことも、本当に理解することは大変なことです。みんながわかりあえば、戦争も争いごとも起きないはずです。

 しかし、相手の気持ちがわからないから、相手の立場がわからないから、人は疑うことをしてしまいました。相手の思いを知ろうという努力を怠ったために、悲劇がくり返されることになってしまいました。

 目が見えないこと。耳が聞こえないこと。話すことができないこと。そして歩くことができないこと…

 みんなハンディキャップかもしれませんが、そのことを受け入れ、認め、理解して、そして共に生きることは、そんなに難しいことではないはずです。

 この絵本は、そんな「あたりまえ」で、「簡単なこと」をおしえてくれます。差別を知らない子どもたちに広く読んでほしいと思います。

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