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金龍小学校の想い出

金龍小学校の想い出

押入れを整理していたら、古い一冊の本が出てきました。

「金龍小学校50年史」

私が卒業した東京都台東区にある、区立金龍小学校は、開校したのが明治45年です。この本は昭和38年に刊行された、と書いてあります。
小学校の名前は、「金龍山浅草寺」から取ったものだと思われます。

金龍小学校の想い出

私が昭和41年に入学した時も、写真の校舎でした。戦前からの建物で、昭和20年3月10日の東京大空襲の時は、周囲が焼け野原になるも、奇跡的に延焼を免れたそうです。

それだけに、重々しく、どこか暗い感じの校舎でした。
階段も廊下や教室の床が、油のぬった木だったのを覚えています。歩くと、ギシギシときしむ音がしました。

先生方は大変厳しくて、6年生の担任だった先生は特攻隊帰りの軍国主義を絵に描いたような方でした。なぐられることもたびたびあり、今からでは信じられないことですね。
いじめもありましたが、今のような陰湿さはなかったように思います。

オイルショック以前の高度成長時代だったので、とにかく勉強してテストでいい点をとることが、唯一の幸せな道だと信じられていました。
その何年も後に校内暴力が全国的に問題になりますが、まだまだこの頃の小学校はのどかでした。

校舎の前には「都電」という名前の路面電車が走っていました。自動車もたくさん走っていて、交通事故もかなり多くなりました。

勉強は苦手でしたが、大人になることが、夢でいっぱいの時代でした。

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