発達障碍への支援と連携
自閉症スペクトラム学会第6回研究大会が終わりました。
2日目の昨日は、学会企画シンポジュウムで、発達障碍の子どもたちに対する支援の「連携」が大きなテーマになりました。横浜、広島、京都、長崎などの事例が紹介され、各地で活発な支援活動が行なわれているようすがわかりました。
また、先週お会いした長野の保育園の園長先生からは、保育園・幼稚園・小学校の三者による独自の連携システムについてお話をうかがいました。
実情はいろいろあっても、各地で支援の連携が展開されている様子がよくわかりました。そして、それらの情報を取り入れて、自分のフィールドではどのようなことができるのか、そして何をするべきなのかを考える機会になりました。
ちなみに、特別支援教育の対象となる「軽度発達障碍」は、「発達障碍」という言葉に統一することが文部科学省から通達がありました。これは5月のことです。
軽度発達障碍の「軽度」は、本来「知的に遅れのない」という意味でしたが、「障碍が軽い」という意味に誤解されがちでした。したがって、今後は「知的に遅れのない発達障碍」などと言うようになるようです。これは、従来の知的障碍(医学用語で言う精神発達遅滞)との兼ね合いもあるようです。
発達障碍の子どもに対する支援の連携、という点では、私が所属する保育園を含むフィールドはまだまだレベルが低いと言えるでしょう。嘱託として心理の専門家が保育園にはいますが、保育園と連携がとれるという点では、はなはだ停滞した状態です。これは、それぞれの立場にいる人が、自分が抱えている情報を開示することなく(または開示する機会を作らず)、各自が勝手に動きまわっていることが最大の問題だと思います。
卒園した子どもの情報も、すぐ近くのN小学校からしか入手することができません。それもかなり時間が経過していたり、間接的だったりして、いわゆる「うわさ」ばかりが先行してしまいます。
これをお読みになっても、当事者でないとわからないかもしれませんが、要はさまざまな問題はひとりでは解決できない、したがって他の人・機関との連携が必要、そのためには情報を共有する、それぞれの立場を尊重する… これだけのことです。たったこれだけのことがうまくできないのはなぜなのか。シンポジュウムでの話を聴きながら、考えました。
| 固定リンク
「心理学>障碍児と障碍者」カテゴリの記事
- 障碍は個性なのか(2008.04.12)
- 障碍者は社会の敵になるのか(2008.02.07)
- 日本LD学会第16回大会(2007.11.23)
- 知的障碍の子どもは増えている?(2007.11.14)
- 発達障碍への支援と連携(2007.08.27)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」(2008.07.23)
- 「クライマーズ・ハイ」(2008.07.22)
- 野茂投手の引退(2008.07.19)
- ジジバカです(2008.07.06)
- 交通事故(2008.07.05)
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/160200/16254351
この記事へのトラックバック一覧です: 発達障碍への支援と連携:


コメント