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圏央道

首都圏中央連絡自動車道、通称「圏央道」のあきる野ICと中央自動車道が連絡する八王子JCTの間が開通しました。さらに南へ向かって工事が進められ、東京の自然の象徴とも言える高尾山の下を通り抜けるトンネル工事も行なわれています。

圏央道の高尾山トンネル問題は、かれこれ20年ほど前から、その是非について問題とされて来ました。首都・東京において、これほど都会に近い場所でありながら、自然の宝庫である高尾山の真下にトンネルを掘ることについて、地元住民の反対運動が展開されています。

一方、慢性的な都心の渋滞緩和と、地域開発を目玉に、圏央道の必要性を望む声も決して小さくありません。

確かに自動車道路が整備されることは、私も車を運転するので、非常に便利さを感じます。

同時に、なぜ人間は自然破壊を繰り返さなければならないのか、強い不安が心を支配しています。

いろいろなサイトを見てみると、自然破壊、環境汚染に反対する運動は、「住民のエゴだ」と書かれているのをよく目にします。これで思い出すのは、20世紀後半の国家大事業のひとつであり、今も未完成に終わっている千葉県成田の新東京国際空港の建設です。

日本国憲法の第十三条では、「すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。」と書かれています。この中の「公共の福祉」が空港建設であり、自動車道の整備・拡張などにあたり、そのためには個人の基本的人権は制限される、と私は高校生の時、政治経済の授業で学習しました。

何か納得できません。

しかし、自分も自動車を運転し、排気ガスをまき散らしています。原子力発電で作られた電力を生活の中で使っています。

環境破壊を止められない人間は、いつか滅んでしまうのでしょうか…

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