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地球防衛軍

Tikyu

「地球防衛軍」

1957年 東宝

製作 田中 友幸

監督 本田 猪四郎

特技監督 円谷 英二

原作 丘見 丈二郎

出演 佐原健二 平田昭彦 白川由美 河内桃子 志村喬 中島春雄 他

 東宝の特撮映画の代表的な作品のひとつです。地球外生物が侵略して来るという、典型的古典的なSFと言えるでしょう。

 火星と木星の間に、かつて存在したミステリアンは核戦争の末、惑星自体が破壊されてしまいました。そのミステリアンが新たな領土と、種族の繁栄のため、人類の女性を求めて、地球を侵略して来ます。世界の各国は一致団結して、地球防衛軍を組織して、ミステリアンに対抗します。科学力で圧倒的な優位にあるミステリアンに対し、地球防衛軍はどう立ち向かうのでしょうか…

 このように、宇宙からの侵略者に対抗するためにも軍隊は必要だ、と考えるのは早急すぎるでしょう。この映画はあくまでも特撮映画、つまり娯楽でしかありません。楽しむものであって、現実の問題と混同すべきものではありません。

 むしろ、映画が製作された1957年は東西冷戦のまっただ中でした。各国の思惑を乗り越えて、地球人類が団結するというストーリーが、当時の理想として描かれたところに注目したいと思います。

 外敵によって、人類が団結する。このようなことが、もし現実にあっていいものなのか、今の国際情勢を見ているとわからなくなってしまいます。

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