愛国心を考える
昨日のブログを書きながら、「愛国心」というものを考えてみました。
そもそも「国を愛する」ということがどういうことなのか、私たちはよくわからないまま、今まで来ているように思います。
故郷を愛する、国を愛する… このように言われても、特に若い人はよくわからないと思います。ピンとこない、という感じでしょうか。
でも、「地球を愛する」というのは、何となくわかります。地球の自然、生命、遺産を守り、愛することは大切なことだ、というイメージを持つことができます。
国というひとつの政治・行政単位でものごとを考える時代はいつまで続くのでしょうか。それに対する忠誠を市民に強要し、権力を維持し、支配を続ける限り、愛国心というものは、虚栄なものでしかないような気がします。
かつて1970年代から80年代にかけて「ソ連脅威論」という脅迫的な思想が日本を駆けめぐりました。当時のソビエト連邦が凍らない土地を求めて、北海道に侵略して来る、と政府もマスコミも本気で叫んでいました。そのために自衛隊が強化され、国防予算の増額は聖域とされました。当然、国を守る、ということが真面目に論議されました。
結局ソ連邦の解体によって、その実情が明らかにされ、「脅威論」はまったくのでっち上げだったことがわかりました。
その時代、その時において、私たちは権力者によって情報を操作され、上からの思想を刷り込まれます。現在では、小中学校で道徳の教材として配布されている「心のノート」が、子どもに愛国心を植えつけるための道具として使われているのは明白です。
素直な気持ちで、日本人としての誇りを持つことは、私は正しいと思います。戦争とは無縁のスポーツの世界で、日本代表チームが活躍すれば、正直嬉しいと思います。
しかし、権力者による愛国心の押しつけは、必ずその裏に何かたくらみがあると考えていいでしょう。私たちは、そのことを忘れてはなりません。
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