アートバイブル ―その1・旧約聖書―
「アートバイブル」 日本聖書協会
昨年のクリスマスに教会を訪れる機会がありました。それ以来、キリスト教についての関心が高まり、書店で一冊の本を見つけました。
「アートバイブル」 ―聖書に関連した数多くの世界の名画とともに、聖書の言葉が書かれた本です。なかなか厚みがある本ですが、ミケランジェロ、レンブラント、ルーベンスなど名画を観るだけでも世界の美術館めぐりをしているようで楽しいです。
正直な話、宗教画というのは、画家が自分のイメージだけで描いたものだと思い込んでいましたが、実際は聖書の話にもとづいていたのです。そのことすら知らなかった無知の私ですから、この本の一ページを開くたびに、新たな世界を見つけだす感じでした。
本の前半が旧約聖書に関する絵画と話です。話は私のような素人でもわかるようにダイジェストになっています。
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実は、私は四十数年前、キリスト教の幼稚園に通っていました。幼稚園はその後廃園になってしまいましたが、園児だった頃、園長先生だった牧師さんから聴いた話を今でもわずかに覚えていました。
そのひとつが、創世記の中の、アブラハムが息子のイサクを神に捧げる、という話です。アブラハムは神の命により息子のイサクのいのちをささげようとしました。まさに刃で息子を刺そうとする瞬間に、アブラハムは神の声によって止められます。神はアブラハムの信仰心を試しただけで、躊躇せずひとり息子を差し出そうとしたアブラハムの行為に、神は祝福を与える、というものでした。
牧師さんがどうしてその話をしたのかはわかりませんが、子ども心に、アブラハムは大変だったなぁ、と思ったことを何となく覚えています。そして、いのちをかけて試されることで、神様を畏れたものでした。
旧約聖書はユダヤ教のものでキリスト教とは関係ない、などと思い込んでいました。またまた無知をさらけ出す私ですが、へたな小説よりよほど熱中する読み物です。
「アートバイブル」の後半は、新約聖書、いよいよキリストの登場となります。
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コメント
いつも楽しく拝見しております。
くるりんさんもおっしゃっていましたが、kokoronomoriさんは、本当に興味の幅が広いですね。
本日のお題の「アートバイブル」、見てみたいです。
先日、旅行先でカラバッジョの「イサクの犠牲」を見ました。レンブラントのような陰影が見事な作品です。かなりリアルで怖い感じですが・・・
ワタシも宗教などには詳しくありませんが、旅先で訪れる教会や大聖堂には歴史ある宗教画がたくさんあるので知らず知らずのうちに興味が湧いてきています。ガイドさんに教えてもらった話ですが、宗教画は単に偉大な作家が残した遺産というだけではなく、当時の人々が教会に足を運んだ時に、文字が読めなくても壁や天井に描かれた絵をみることでその教えを知ることができる、というねらいがあったそうです。
なるほど・・・というかんじですよね。
そんなことを思いながら、ガイドなしでフリータイムで見学した洗礼堂の天井のモザイク画は、よくよく見てみると「アダムとイブ」の楽園追放の場面を描いていて、自分たちでそのことに気付いた時にはいたく感激しました。
そんなこんなで、「アートバイブル」にも興味津々です。今度見せてくださいね。
投稿 23.ottobre | 2006年2月 1日 (水) 23:21
>23.ottobreさん
私は実物の宗教画を観る機会は、今までほとんどありません。観れば、きっと新たな感動が呼び覚まされるのでしょうね。フランスやイタリアにも行ってみたいです。
投稿 kokoronomori | 2006年2月 2日 (木) 08:17
アートバイブル、手に取ってみたことは無かったと思います。kokoronomoriさんのお奨めならば、見てみたいですね。
イサクが捧げられようとするシーンは、アブラハムの、そして、イサクの信仰(神様への信頼)にも思いを馳せられます。
投稿 poplar | 2006年2月 5日 (日) 22:28
>poplarさん
まさに、愛は信頼、信じることですね。
投稿 kokoronomori | 2006年2月 6日 (月) 17:36